ブログ

冬至の日にお散歩をしていて…

すもーるすてっぷ保育園

こんにちは!横浜市南区蒔田のすもーるすてっぷ保育園、主任保育士の脇坂です。
12月22日は冬至です。冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味です。
1年で昼間が一番短く、夜の長さが一番長い日で、夜が長い為に昔は、冬至の日は、「死に一番近い日」と言われていて、その厄(やく)を払う為に、ゆず湯につかり身体を温め無病息災を祈っていたそうです。冬至の風習は現在も続いていますね。

冬至の日に散歩をしていた時の、ほのぼのとしたエピソードを紹介します。
ある3歳児の男の子が、ゆず湯に入った話をしてくれました。「先生、ぼく昨日、スーパー銭湯に行ったの。お風呂にみかんがいっぱい浮いていたよ。」と教えてくれたので「それはみかんでは無く、柚子って言うのよ。」と伝え、「冬至だから身体を温めるのに、お風呂に柚子を浮かべるの。柚子湯に入ると、病気にならないのよ。」と話すと「病気にならないってパパも言っていた。良かったぁ。」とそんな話をしながら歩いていました。するとそこに柚子の木の柚子をもいでいるご夫妻がいました。当園のスタッフも子どもたちも道中、すれ違う方やご近所の方には、挨拶をしながら散歩をしているので、いつものように、そのご夫妻にも「こんにちは!」と元気に挨拶をすると、「おりこうさんね。冬至の柚子湯の話をしていたね。柚子あげようか。」とおっしゃってくださいました。みんなで「ありがとうございます。」と言って、木からもぎたての新鮮な柚子を沢山いただきました。

冬至の日に柚子をいただけたのも嬉しいですし、何よりも子どもたちに「挨拶の大切さ」を、タイムリーに知らせることができたこと、挨拶から地域交流が芽生えていく事、日々のお散歩でスタッフも子どもたちも自然に地域交流ができるようになった事が喜ばしいです。子どもたちの家もスタッフの家もいただいた柚子で柚子湯を楽しみ、身体を温めて無病息災を祈願した事でしょう。翌日、子どもたちと一緒にご夫妻の家にお礼の手作りカードをお届けに行きました。「手作りカードを持って、みんなで挨拶に来てくれたことが大変嬉しいです。」とおっしゃってくださり、突然の訪問でしたのに、歓迎してくださる優しい気持ちのあふれた熊野ご夫妻でした。

一緒に写真も撮ってくださり、子どもたちもスタッフも熊野ご夫妻の優しさに連日ほっこりした気分にさせていただきました。ありがとうございました。
冬至の日に、素敵なご夫妻との出会いに感謝したことでした。

お知らせ・活動の記録一覧へ