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医療的ケア児支援法

★内部障害児・遺伝子障害児★

横浜市南区蒔田のNPO法人SmallStepの朝倉です。

医療的ケア児支援法が、先の通常国会で成立し令和3年6月 18 日に公布され、令和3年9月 18 日から施行されます。 

成立した医療的ケア児支援法の目的は、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、保育及び教育の拡充に係る施策その他必要な施策並びに医療的ケア児支援センターの指定等について定めることにより、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止に資し、もって安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現に寄与すること」となっています。「国、地方公共団体等」の「等」には学校の設置者や保育所の設置者も含まれており、個々の医療的ケア児の年齢、必要とする医療的ケアの種類及び生活の実態に応じて、医療的ケアの実施その他の日常生活において必要な支援を受けられるようにするための必要な措置を講ずるものとされました。

法律の第9条2項には「保育所の設置者、認定こども園の設置者及び家庭的保育事業等を営む者は、その設置する保育所若しくは認定こども園に在籍し、又は当該家庭的保育事業等を利用している医療的ケア児が適切な医療的ケアその他の支援を受けられるようにするため、保健師、助産師、看護師若しくは准看護師又は喀痰吸引等を行うことができる保育士若しくは保育教諭の配置その他の必要な措置を講ずるものとする。」とあり、事業者の責務として体制を整えることが具体的に求められています。

SmallStepはその設立理念に「病気を持つ子どもも地域の中で自立できる環境を創る」と掲げており、医療的ケア支援法の成立はその理念の実現を後押ししてくれるものではないかと思います。そしてSmallStepは前述の理念を掲げて、体制を整えてきたことから、法律上の責務をクリアしていると考えられます。ただ、その基盤は安定的なものとは言えず、社会全体としては、法律の施行はスタートです。SmallStepとしては、名前が表すとおり、法律の目的あるいは法人の理念実現のために「できることから小さな歩みを続けていくことが大切だ」と思います。

医療的ケア児・者に関する相談窓口 横浜市

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