4月1日の入園式後、それぞれの親子に合った慣らし保育を実施中です。
入園して3週間が経ちました。どの子も順調に慣れてきています。笑顔で集団生活を送り、担任と子ども、園のスタッフと親御さんとの信頼関係も築かれつつあります。今年度はネパール人のお子さんも入園しました。食文化の違いから和食に慣れておらず、楽しい時間であるべき食事の時間が、本人にとっては決してそうではない時間になりそうな兆候がみてとれました。彼女にとって、楽しい時間になるように、注意深く様子を見ながら工夫をしているところです。
ネパール人は3食すべてをカレーにする事が多いらしく、飲み物は主に水とのことです。この3週間で彼女は、牛乳と麦茶が飲めるようになりました。食事も白米とうどんと澄まし汁を食べられるようになりました。親御さんには、日本食にも慣れてほしいという思いもありますので、親御さんにも保育園の給食体験をしていただきました。当園の給食の味を知ってほしいと考えたからです。幸い、お父さんがコックをなさっていらっしゃるので、日本の味付けのお料理も作っていただくようにお願いしました。少しずつ、日本食に、そして当園の食育にも慣れてほしいと思います。お子さんと親御さんを第一に考えて保育する私たちの心と姿勢がご家族に伝わり、日本での暮らしてゆくことへの自信、穏やかで楽しい暮らしにつながればいいな、と思います。
主任保育士 脇坂恵美